ソルフェージュとは、読譜力を中心とした音楽の基礎教育のことであり、ピアノに限らず全ての音楽表現の支えとなります。
当教室ソルフェージュ科では、将来音大や音高で専門的に音楽を学びたい・より音楽を深く知り演奏に活かしたい!という方向けに専門的なレッスンを行っております。
【具体的なレッスン内容の例】
・新曲視唱
初めて見るメロディを歌います。短時間で楽譜から音楽を読み取り表現する力を養います。
・リズム奏
拍感や、リズムのもつ流れやエネルギーを表現できる力を養います。
・聴音
決められた回数演奏される単旋律・複旋律・和声を回数内で楽譜に書き上げます。
音を細部まで聴く耳を育て、楽曲の成り立ち(リズム・メロディ・ハーモニー)を理解する力を養います。
・音楽理論
音楽の成り立ちや規則を学び、より説得力を持った演奏を目指します。
例えば楽譜上に1オクターブの跳躍があった時、ピアノでは手を広げれば簡単に演奏することができますが、歌ってみることで階段を3段飛ばしするようなエネルギーが存在することを実感します。また、呼吸に無頓着なピアノの方も、歌うことで呼吸の重要性を感じることができます。
普段単旋律を演奏する楽器の方は、自分以外の音を聴く力・背景で鳴っている和声を想像して演奏する力をソルフェージュで養うことにより、より豊かな演奏へとつながるでしょう。
さらに、音楽理論も合わせて総括的に学ぶことで、
・f(フォルテ)と書いてあるから強く弾く
・ritardandoと書いてあるからだんだん遅くする
という段階から、
そこがfで書かれている理由が分かるようになります。
楽譜が求める音楽、楽譜では表しきれない音楽の表現を自分で探せるようになることをソルフェージュ科の最終目標として、日々レッスンに励んでおります。