音楽用語の色々

突然ですが、みなさん「ドレミファソラシド」は何語かご存知ですか?

答えはイタリア語です❗️
音名の他にも、クレッシェンド・スタッカート・フェルマータなどなど楽譜に関する様々な言葉にイタリア語が使われています♪

私たちは音楽用語として、
クレッシェンド→だんだん強く
スタッカート→音を短く切る
フェルマータ→音を長く(2倍)伸ばす
などと音楽に即した訳しますが、それらの言葉はイタリアでは日常会話の中で使われている言葉なのです♪

辞書を引いてみると……
クレッシェンド→成長する・大きくなる
スタッカート→取り外す・切り離す・剥がす
フェルマータ→バス停
*面白いことにイタリアでは、フェルマータのことを俗称としてcorona(コロナ=円冠)と呼ぶことの方が多いそうです。

フェルマータがバス停の意とは面白いですね💡 ただ音を2倍に伸ばすと思うより、曲の中で一時的に立ち寄るような感覚をもつと面白いかもしれません。

最後に「速い」という意味をもつ3つの言葉の意味も載せておきます♪

Allegro→陽気な・快活な・明朗な
Vivace→生き生きした・活発な
Presto→大至急・すぐに・準備のできた

テンポ指示の言葉ですが、同じ速いでも全く違った印象ですね😲
どのような曲想が相応しいか、想像が広がります✨

みなさんも是非、調べてみてくださいね♪

感性を磨くには?

すっかり秋になりました。

秋といえば、”芸術の秋”ですね🍁

今でこそ、あまり行けないものの、この時期は特に、休日や移動時間に、綺麗な景色・街並みや、
高級店に立ち並ぶ美しい品々を
ただひたすらボーっと眺めたり、
様々な美術館のイベントにも足を運んでました♪

音楽のみならず、沢山の芸術に触れ、
今まで自分が知らなかった世界観を肌で感じ、新たな考え方や・表現方法を知る事は感性を高める上ですごく大切だと、最近改めて感じます✨

又、自分の専門分野に囚われない様々な芸術や、時には芸術以外の物にも興味を持ち、触れる事により、より感性を高め、自身が発信できる世界観がどんどん広がっていくのではないかと思います😌

狭い世界しか観ていない人には、クリエイティブなアイデアや世界観を自分で発信する事は出来ないと思うので、そういう意味でもインプットは常に心がけたいです。

明日から緊急事態宣言も明けますので、感染対策を常に心がけながら、少しでも”芸術の秋”を堪能できればなぁと願うばかりです🙏✨

動物も音楽好き?

音楽が与える影響は、どうやら人間だけではないようです!
家で練習していると、曲や作曲家によってペットの反応が変わることに気がつきました。
例えばバッハやモーツァルトの穏やかな曲では、側に寄り添ってスヤスヤ💤
(我が家のネコお気に入りはマスネ作曲”タイスの瞑想曲”)

ベートーヴェンなどの激しい曲を弾いていると、いきなり走り出したりネコ同士ケンカが始まったり!😅

動物は純粋にその曲の効果を感じ取るので、とても面白いです。
ペットを飼っている方はご自宅のワンちゃん、ネコちゃんの反応、是非注目してみてください。

飛沫対策❗️歌えるマスク❗️

秋の風が気持ちいい毎日ですね。
二度目の真夏のマスク生活を乗り越えて、少し涼しくなってはきましたが、まだもう少しこのマスクありの生活は続きそうです。

今日は、そんなマスク生活の中で出会った、話しやすい、歌えるマスクをご紹介😷

顎が固定されない設計のものは口の開きもスムーズ。鼻部分に入ったワイヤーは自然な立体感を保ってくれるので、呼吸時にマスクの布を吸い込むことも防いでくれます。また耳と顎の内部の紐でサイズを調整できるのも嬉しいポイント❗️
より楽に、洗えて清潔に、そして飛沫対策をしながら歌うことができます。

また、プラスチック製の透明立体マスクは指導現場で頂いたものですが、耐久性に優れ、洗浄できて清潔に保てる点、表情がクリアに見える点、飛沫防止に適した点などを備え、こちらは近畿大学が開発されたものだそうです。
着用した個人の感想としては、息苦しさや熱のこもりが軽減され、軽い付け心地で口が自由に動かせる点が良かったです☺️

早くnoマスクで過ごせる日が来ることを願うばかりですが、今の世の中に即した形で誕生しているいろいろなマスクで、歌ありの音楽ライフも楽しまれてはいかがでしょうか♪

デジタル耳って?

みなさんこんにちは🌞
今日は、このデジタル社会がゆえに起きた、“デジタル耳”について少しお話ししたいと思います。

私たちの身の回りには、デジタルなものがたくさんありますよね。
音楽の世界でもデジタル化はどんどん進み、電子楽器をよく見かけるようになりました。

では、アコースティックの楽器と電子楽器の1番大きな違いってなんだろう?🧐
なんて考えてみたことはありますか?

音量が調節できること?音色をボタンで変えられること?

たしかに電子楽器ならではの特長ではありますが、違いとなると少し異なります。💦

アコースティック楽器にあって電子楽器にないもの…ズバリ、その答えは“倍音”にあります❗️

バイオン…?名前はわかるけど実際のところってどんな音なの?そんな方も多いのではないでしょうか🧐

簡単に言ってしまえば、一つの音を出した際に生じる別の音の事です❗️

仮にピアノを使ってドの音を出すと、

ドードーソードーミーソー♭シードーレーミー…

耳でギリギリ聴き取れる小さな音で、このような音がすべて同時に鳴り響いているんです…‼️
衝撃ですよね。

この倍音があることによって、旋律や和音を弾いた時の音の響き方や立体感、音色にも大きく変わってゆきます。
また、楽器によっても倍音が異なり、楽器ごとに音色が違うのはこれが理由です。倍音による音色の違いについてはとても奥が深いので、今日は省略します😅

話を戻しますが、電子楽器にはアコースティック楽器と全く同じ倍音は出せません。技術の進歩によって、限りなく本物に近い倍音を再現することは出来るようになりましたが、まだ不完全であるというのが現実です。

この倍音のない音で耳が慣れてしまい、倍音の違いを聞き取れなくなってしまうことを、デジタル耳と呼びます。💦
(やっと本題に戻ってこられました…笑)

ご自宅には電子楽器を置いている生徒さんも多いかと思いますが、レッスンでは必ずアコースティックのグランドピアノを使います🎹

一回一回のレッスンを大切に、よく耳を澄ませて倍音を聴き取ってみてください👂

よりよい耳を育て、より豊かな表現を目指していきましょう♫

楽器でも歌って

音楽を生き生きとしたものにするためには、例え楽器演奏であっても、やはり「歌」がとても大切です。

ただ正しい場所を押さえてその音を出すだけでは、ロボットが弾いているような音楽になってしまいます。
そこでヴァイオリンクラスでは、楽器を演奏するだけではなく生徒さんに実際にその曲を歌ってもらい、歌だったらどう歌うか、それをヴァイオリンで表現するためにはどうすればいいかを考えてもらいます。

ですが、いざ楽器を構えて弾こうとすると、弾くことに必死になってしまっていつの間にか息が止まってしまったり…。そんな時は、「弾いている時も、心の中で歌いながら!」を意識してもらいます。弾きながら声を出してもOKです。

すると、驚くほど音楽が生きてきます。これは教える私自身も、演奏するときに常日頃気をつけていることです。
いくら指が速く動いても、機械のようでは心に響きませんよね😢

「楽器でも歌う」は、聴いている人の心に音楽が届けられるようになるポイントの1つと信じています♪

練習の合間に

夏休み中いつもより時間があるぶんダラダラと練習しがちな生徒さんもいるかもしれません💦

そんな練習の合間に色々な演奏を聴いてみてはいかがでしょうか?
自分が取り組んでいる楽曲の作曲者や同じ時代の音楽を聴いてみると似たような部分や特徴などが見つかり違った見方ができたりします。

今はオーケストラやコンクールでの演奏も配信などで手軽に聴くことができます!

自分が聴いた曲をノートに記しておくのも後から確認することができオススメです✏️